今日は、いろんな意味で「やっちゃった」日だった。
算数のミニテストの復習を、のびおにやらせようと思って声をかけた。
でも問題がちょっと難しかった。というか、私の教え方が悪かったんだと思う。
1.2時間が何分?っていう問題で、1時間=60分はわかってたのに、「じゃあ0.1時間は?」と聞いたら、
「1分?!10分?!5分?!」って混乱してイライラして――
私は怒らないように紙に書いて説明したけど、けん玉をやりながら聞いてるのびおを見て、
「もう、絶対に分かってない……」って思ってしまった。
わかってる。
1回で理解できるなんて思っちゃダメ。
タイミングが悪いときは引いた方がいい。
でも、なのに、やっちゃった。引けなかった・・。
割り算のケアレスミスをやらせ、理科に切り替えたつもりが火に油で、
問題文を読まないのびおはさらに怒って、私は「知らない!」って言ってしまった。
ぷにもぐずり出して、私はもう、完全に心が無になった。
夜、少し落ち着いた頃に思った。
「なんで私は、のびおの“できない”に、こんなに揺れてしまうんだろう」って。
「やればできる子」って言葉が、
のびおを励ましたいはずなのに、
プレッシャーになってる気がする。
「やればできるのに、やらない」
「やらせてるだけ。自分ではやろうとしてない」
そんな風に感じてしまう自分がいて、
「やらなきゃよかった」なんて思う夜もある。
赤ちゃんの頃は、ただ笑ってるだけで幸せだったのになあ
ミルクを飲んで、寝て、笑ってくれて、それだけで「ありがとう」って思ってた。
それが今は、勉強して、できるかできないかで一喜一憂してる。
のびおは、きっとのびおなりに、根を伸ばしてる。
目に見えないところで、小さな成長を繰り返してる。
私の見えないところで、ちゃんとがんばってる。
でもそれでも、私はまた明日、きっと迷うし、焦るし、怒ると思う。
それでも、何度でも、もう一度、ちゃんと向き合いたいと思う。
今日の「できた」は少なかったけど、
明日こそ「やってよかった」って思える時間がありますように。

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