中受#7「やればできる子」に、私は今日も揺れる。

中学受験

今日は、いろんな意味で「やっちゃった」日だった。

算数のミニテストの復習を、のびおにやらせようと思って声をかけた。

でも問題がちょっと難しかった。というか、私の教え方が悪かったんだと思う。

1.2時間が何分?っていう問題で、1時間=60分はわかってたのに、「じゃあ0.1時間は?」と聞いたら、

「1分?!10分?!5分?!」って混乱してイライラして――

私は怒らないように紙に書いて説明したけど、けん玉をやりながら聞いてるのびおを見て、

「もう、絶対に分かってない……」って思ってしまった。

わかってる。

1回で理解できるなんて思っちゃダメ。

タイミングが悪いときは引いた方がいい。

でも、なのに、やっちゃった。引けなかった・・。

割り算のケアレスミスをやらせ、理科に切り替えたつもりが火に油で、

問題文を読まないのびおはさらに怒って、私は「知らない!」って言ってしまった。

ぷにもぐずり出して、私はもう、完全に心が無になった。

夜、少し落ち着いた頃に思った。

「なんで私は、のびおの“できない”に、こんなに揺れてしまうんだろう」って。

「やればできる子」って言葉が、

のびおを励ましたいはずなのに、

プレッシャーになってる気がする。

「やればできるのに、やらない」

「やらせてるだけ。自分ではやろうとしてない」

そんな風に感じてしまう自分がいて、

「やらなきゃよかった」なんて思う夜もある。

赤ちゃんの頃は、ただ笑ってるだけで幸せだったのになあ

ミルクを飲んで、寝て、笑ってくれて、それだけで「ありがとう」って思ってた。

それが今は、勉強して、できるかできないかで一喜一憂してる。

のびおは、きっとのびおなりに、根を伸ばしてる。

目に見えないところで、小さな成長を繰り返してる。

私の見えないところで、ちゃんとがんばってる。

でもそれでも、私はまた明日、きっと迷うし、焦るし、怒ると思う。

それでも、何度でも、もう一度、ちゃんと向き合いたいと思う。

今日の「できた」は少なかったけど、

明日こそ「やってよかった」って思える時間がありますように。


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