中受#5やればできる…って、ほんとうに?

のびおは1年生の時から……いや、もっと前からかな。

「やればできるよ」って、その時関わっていた先生たちに、ずっと言われてきました。

私もパパも、何度ものびおに言ってきた言葉。

でも、中学受験を始めて、ブログを書くようになって、

もしかしたらその言葉って、のびおにとってすごく負担だったんじゃないかなって、今さら思い直しているところです。


のびおとしては「一生懸命やっている」のに、

「やればできる」と言われ続ける。

すると、

「もうやってるよ!!」という気持ちになってしまうよね。

やる気になったからといって、

「誰でも」「なんでも」できるって意味じゃないのに。


それなのに私は、

「やればできる子」=塾でも先生の話を聞けばすぐ結果が出る子

…って、勝手に思い込んでしまっていました。

  • 頑張ってるのに結果が出ない
  • やる気スイッチが入らない
  • 集中が続かない

そんな時、つい

「やればできる!やればできるのにもったいない」

って返してしまってた。

でも、やってもうまくいかないこともあるんだよね。


そもそも「やる」って、どういうことなんだろう。

本人にとって無理なやり方を「やってみなよ」って言ってたかも。

のびおには、のびおのペースがある。

マイペースなところも、

感情の波が大きいところも、

全部ふくめて「のびお」。


今はまだ、「やる」ってことの意味を、

一緒に探している途中なんだと思います。

もしかしたら「やればできる」じゃなくて、

「できるように支える」のが、親の役目なのかもしれない。


私が中学受験にチャレンジしようと思ったのは、

のびおに自信をつけてほしかったから。

のびおのゴールは、

難しい学校に合格することじゃない。

自分に自信をもって、人生を歩んでいけること。

  • 勉強が「嫌い」にならない
  • 塾で「楽しい」気持ちを保てる
  • 少しずつでも「できた!」を積み重ねる

そのために、まずは

のびおと一緒に小さな目標を決めてみようと思います。


私は「がんばれ」より、

「隣でいる」ことを大事にしたい。

昨日は、小数点の足し算を交代でできるだけ早く解くゲームをやってみました。

ママが答えを打ち間違えたりすると、大はしゃぎで喜ぶのびお。

まだまだ可愛い。


まだ始めたばかりだけど、

こんなふうに子どもと向き合って、

子どものことを考える時間が増えただけでも、

中学受験を始めた意味は、きっとあった。

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